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賃貸OK!壁紙の張替えがおしゃれに決まる人気柄と失敗しないDIY術

  • 執筆者の写真: seira murata
    seira murata
  • 10月23日
  • 読了時間: 18分
壁紙 張替え おしゃれ 柄

「部屋の雰囲気をガラリと変えたいけど、賃貸だから…」「DIYで壁紙を張り替えたいけど、おしゃれな柄の選び方や貼り方が分からず失敗しそう…」と悩んでいませんか?結論、貼って剥がせるタイプの壁紙を選び、正しい手順を踏めば、賃貸でも初心者でも驚くほど簡単におしゃれな部屋は作れます。この記事では、2024年の最新トレンドである木目調や北欧柄といった人気のおしゃれな柄10選から、リビングや寝室など場所別の選び方、アクセントクロスの活用術までを徹底解説。さらに、必要な道具リストからシワなく貼るコツ、コンセント周りの処理方法まで、DIYの全手順を写真付きで分かりやすく紹介します。この記事を読めば、あなたにぴったりの壁紙が見つかり、失敗なく理想の空間を手に入れる方法がすべて分かります。


1. はじめに 賃貸でも壁紙の張替えでおしゃれな部屋は作れる

「お部屋の雰囲気を手軽に変えたい」「もっと自分らしいおしゃれな空間で過ごしたい」と思っても、大掛かりなリフォームは費用も時間もかかります。特に賃貸住宅にお住まいの場合、「壁を傷つけられないから原状回復が心配…」と、壁紙の張替えを諦めてしまっている方も多いのではないでしょうか。

しかし、その心配はもう不要です。近年、賃貸でも安心して使える「貼って剥がせるタイプ」の壁紙が驚くほど進化し、デザイン性の高いおしゃれな柄が豊富に揃っています。シールのように貼れる手軽なタイプや、本格的な質感のフリース素材など、DIY初心者でも扱いやすい製品を選べば、まるでプロが仕上げたような理想の空間を自分の手で作り出すことが可能です。

この記事では、壁紙の張替えでお部屋をおしゃれにしたいと考えているあなたのために、最新の人気柄から失敗しない選び方のコツ、そして初心者でも迷わない具体的なDIYの手順まで、必要な情報を網羅的に解説します。


1.1 この記事でわかること

この記事を読めば、壁紙張替えに関する疑問や不安が解消され、理想の部屋作りへの第一歩を自信を持って踏み出すことができます。

カテゴリ

この記事で得られる情報

人気の柄トレンド

定番の木目調から洗練されたコンクリート調、人気の北欧柄まで、最新のおしゃれなデザインを詳しくご紹介します。

失敗しない選び方

リビングや寝室など場所別のおすすめや、部屋を広く見せるアクセントクロスの活用術、人気カラーの選び方を解説します。

賃貸向け壁紙の種類

初心者でも簡単なシールタイプや、本格的な仕上がりになるフリース壁紙など、原状回復可能な壁紙の特徴がわかります。

具体的なDIY手順

必要な道具リストから、採寸、カット、空気抜きのコツ、コンセント周りの処理まで、失敗しないための全手順を丁寧に解説します。

さあ、あなただけの特別な空間を作るための、壁紙選びの旅を始めましょう。


2. 【2024年最新】壁紙張替えで人気のおしゃれな柄トレンド10選

壁紙 張替え おしゃれ 柄

壁紙の柄一つで、お部屋の印象は劇的に変わります。ここでは、2024年のトレンドを踏まえ、賃貸DIYでも取り入れやすい人気のおしゃれな壁紙柄を10種類厳選してご紹介します。それぞれの柄が持つ特徴や、どんなお部屋に合うのかを参考に、あなたの理想の空間づくりに役立ててください。


2.1 1. 定番で失敗しにくい木目調

ナチュラルで温かみのある空間を演出する木目調は、時代を問わず愛される定番の柄です。リビングや寝室など、リラックスしたい場所に最適。最近では、本物の木材と見間違えるほどリアルな質感の3Dプリント壁紙も増えており、手軽にカフェ風やヴィンテージ風のインテリアを実現できます。

特徴

合うインテリアテイスト

おすすめの場所

温かみ、安心感、リラックス効果

ナチュラル、北欧、カフェ風、西海岸風

リビング、寝室、書斎

2.2 2. おしゃれなカフェ風を演出するレンガ調

ブルックリンスタイルやインダストリアルな雰囲気を出したいなら、レンガ調の壁紙がおすすめです。壁一面に貼るだけで、まるでおしゃれなカフェや工房のような空間に早変わりします。赤レンガはヴィンテージ感を、白レンガならフレンチカントリーやシャビーシックな優しい雰囲気を演出できます。

特徴

合うインテリアテイスト

おすすめの場所

ヴィンテージ感、重厚感、非日常感

インダストリアル、ブルックリン、男前インテリア

キッチンカウンター下、リビングのアクセントウォール、書斎

2.3 3. 洗練された空間を演出するコンクリート調

無機質でスタイリッシュなコンクリート調の壁紙は、モダンでミニマルなインテリアと相性抜群です。生活感を抑え、クールで洗練された都会的な印象を与えることができます。テレビの背面や書斎など、空間を引き締めたい場所のアクセントクロスとして使うのが人気です。

特徴

合うインテリアテイスト

おすすめの場所

クール、モダン、スタイリッシュ

モダン、ミニマル、インダストリアル

リビング、書斎、テレビ裏

2.4 4. 高級感あふれる石目調(大理石・テラゾー)

上品で高級感のある空間を目指すなら、大理石やテラゾーといった石目調がおすすめです。特に水にも強い素材を選べば、トイレや洗面所などの水回りを手軽にホテルライクな空間にアップグレードできます。清潔感とラグジュアリー感を両立できるのが魅力です。

特徴

合うインテリアテイスト

おすすめの場所

高級感、清潔感、上品

モダン、エレガント、ホテルライク

トイレ、洗面所、玄関、キッチン

2.5 5. 温かみのある北欧柄デザイン

植物や動物などをモチーフにした、温かみのあるデザインが特徴の北欧柄。マリメッコに代表されるような大胆なデザインから、繊細で可愛らしいパターンまで様々です。お部屋に彩りと楽しさをプラスし、明るく居心地の良い空間を作ってくれます。子供部屋にもぴったりです。

特徴

合うインテリアテイスト

おすすめの場所

ナチュラル、温かみ、デザイン性

北欧、ナチュラル、スカンジナビアン

リビング、子供部屋、寝室

2.6 6. 上品で高級感のあるダマスク柄・モロッカン柄

エキゾチックでエレガントな雰囲気を演出したいなら、ダマスク柄やモロッカン柄がおすすめです。植物などをモチーフにした紋章のようなダマスク柄は、クラシックで上品な印象に。幾何学的なタイル模様が特徴のモロッカン柄は、非日常的でおしゃれな空間を演出します。トイレや洗面所のアクセントに最適です。

特徴

合うインテリアテイスト

おすすめの場所

エレガント、エキゾチック、装飾的

クラシック、フレンチシック、BOHOスタイル

寝室、トイレ、パウダールーム

2.7 7. お部屋を広く見せるストライプ柄

シンプルながらも空間に変化を与えてくれるストライプ柄は、視覚効果を狙いたいときに有効です。縦のストライプは天井を高く、横のストライプは部屋を広く見せる効果があります。色の組み合わせや線の太さによって、モダンにもクラシックにも印象を変えられる万能なデザインです。

特徴

合うインテリアテイスト

おすすめの場所

スタイリッシュ、視覚効果、シンプル

モダン、フレンチ、マニッシュ

クローゼット内部、廊下、書斎

2.8 8. アートな雰囲気の幾何学模様

ヘリンボーンやハニカム(六角形)、三角模様など、規則的なパターンが繰り返される幾何学模様は、お部屋にモダンでアーティスティックな印象を与えます。空間にリズムと個性を与えるアートのような壁紙として、リビングや書斎のアクセントウォールに取り入れるのが人気です。

特徴

合うインテリアテイスト

おすすめの場所

モダン、アート、個性的

ミッドセンチュリー、モダン、レトロ

リビングのアクセントウォール、書斎、玄関

2.9 9. 優しい雰囲気の韓国風インテリアに合う柄

淡い色合いとシンプルなデザインが人気の韓国風インテリア。壁紙では、チューリップ柄やチェック柄、抽象的な線画アートなどがトレンドです。シンプルながらも温かみのある、居心地の良いカフェのような空間を演出できます。ベージュやアイボリーを基調としたお部屋にぴったりです。

特徴

合うインテリアテイスト

おすすめの場所

淡色、ナチュラル、優しい雰囲気

韓国風インテリア、ナチュラル、カフェ風

寝室、リビングの一角、ワークスペース

2.10 10. アクセントに最適な花柄・ボタニカル柄

空間を華やかに彩る花柄やボタニカル柄は、アクセントクロスとして根強い人気を誇ります。大柄のデザインを選べば大胆でラグジュアリーに、小花柄なら可憐でナチュラルな印象にと、選び方次第で雰囲気を大きく変えられます。寝室やトイレなど、プライベートな空間に取り入れると、気分が上がるお気に入りの場所になります。

特徴

合うインテリアテイスト

おすすめの場所

華やか、リラックス効果、自然的

エレガント、フェミニン、ナチュラル、BOHO

寝室、トイレ、ウォークインクローゼット

3. 部屋の印象をガラリと変える おしゃれな壁紙柄の選び方

壁紙 張替え おしゃれ 柄

おしゃれな柄の壁紙を選んでも、部屋の雰囲気や家具と合わなければ魅力は半減してしまいます。ここでは、あなたの部屋にぴったりの壁紙を見つけるための、具体的な選び方のポイントを解説します。場所や色、見せ方など、様々な角度から理想の壁紙選びをサポートします。


3.1 リビングや寝室など場所別のおすすめ柄

部屋の用途によって、最適な壁紙の柄や機能は異なります。過ごす時間が長い場所だからこそ、目的に合った壁紙を選んで快適な空間を作りましょう。

場所

空間の目的とおすすめの柄

リビング

家族やゲストが集まる家の中心。リラックスできる落ち着いた木目調や、明るく開放的な北欧柄が人気です。テレビの背面などに石目調やコンクリート調を取り入れると、空間が引き締まりモダンな印象になります。

寝室

一日の疲れを癒すプライベートな空間。心を落ち着かせる効果のあるブルーやグリーン系の無地、または上品で高級感のあるダマスク柄や優しい雰囲気のボタニカル柄がおすすめです。派手な色や柄は避け、安眠できる環境を整えましょう。

トイレ・洗面所

限られたスペースだからこそ、少し大胆なデザインに挑戦しやすい場所です。清潔感のあるタイル柄や、遊び心のある幾何学模様で個性を演出できます。防カビや消臭機能が付いた壁紙を選ぶと、より快適な空間を保てます。

キッチン

料理を楽しむ空間には、カフェのような雰囲気を演出するレンガ調やサブウェイタイル柄が人気です。油汚れや水はねを考慮し、汚れを拭き取りやすいビニールクロスなど、機能性の高い素材を選ぶことが重要です。

子供部屋

子供の成長に合わせて、明るく楽しい空間作りを。想像力をかき立てるようなポップなストライプ柄や、可愛らしい動物柄などがおすすめです。壁の一部を黒板壁紙にするのも、お絵かきスペースとして活用できます。

3.2 アクセントクロスで一面だけ張り替えるテクニック

「部屋全体の壁紙を張り替えるのは大変」「柄物を取り入れたいけど勇気が出ない」という方には、壁の一面だけ色や柄を変える「アクセントクロス」が最適です。少ない面積で部屋の印象を劇的に変えることができ、DIY初心者でも手軽に挑戦できます。

アクセントクロスを効果的に見せるポイントは、取り入れる場所です。ベッドのヘッドボード側、リビングのテレビの背面、ソファの後ろの壁など、自然と視線が集まる場所に使うと、空間に奥行きとメリハリが生まれます。ベースとなる他の3面の壁は白やアイボリーなどのシンプルな色にしておくと、アクセントカラーや柄が引き立ち、失敗しにくくなります。


3.3 色で選ぶ グレーやグレージュなど人気カラー

壁紙の色は、部屋の印象を左右する最も重要な要素の一つです。人気カラーの特徴を知り、理想のインテリアテイストに合わせて選びましょう。

  • グレー


    洗練された都会的な印象を与える人気色。濃淡によってクールにも穏やかにも見せることができ、様々なテイストの家具と調和します。モダンインテリアやインダストリアルインテリアと特に相性が良いです。

  • グレージュ


    グレーのスタイリッシュさとベージュの温かみを両立した万能カラー。上品で落ち着いた空間を演出し、北欧風やナチュラルモダンなインテリアにぴったりです。どんな色の家具や小物とも合わせやすいのが魅力です。

  • ブルー・グリーン


    心を落ち着かせ、リラックス効果をもたらす色。寝室や書斎など、集中したい、あるいはリラックスしたい部屋におすすめです。淡いペールトーンなら優しい雰囲気に、深みのあるダークトーンなら重厚感のある印象になります。

  • ベージュ・アイボリー


    空間を明るく広く見せる効果がある定番カラー。失敗が少なく、どんなインテリアにも馴染みます。温かみのある雰囲気で、ナチュラルテイストやカントリー調の部屋に最適です。


3.4 失敗を防ぐ壁紙サンプルの活用術

カタログやスマートフォンの画面で見た色・柄と、実際の壁紙の印象が異なることはよくあります。「思っていた色と違った」という失敗を防ぐために、必ず事前にサンプルを取り寄せて確認することが成功の秘訣です。

サンプルを活用する際は、以下の3つのポイントをチェックしましょう。

  1. A4サイズ以上の大きめサンプルで確認する


    小さなサンプルでは、壁全体に貼った時の柄の大きさや連続したイメージが掴みにくいです。できるだけ大きなサイズで確認しましょう。

  2. 実際に貼る壁に合わせて色味をチェックする


    サンプルをマスキングテープなどで実際に張り替えたい壁に貼り、少し離れた場所から眺めてみましょう。部屋全体の雰囲気との調和を確認できます。

  3. 自然光と照明の下で見え方を確認する


    壁紙の色は、光の当たり方で大きく印象が変わります。晴れた日の日中と、夜に部屋の照明をつけた状態の両方で確認することで、時間帯による見え方の違いを把握でき、後悔を防げます。


4. 賃貸でも安心 貼って剥がせる壁紙の種類と特徴

壁紙 張替え おしゃれ 柄

「賃貸だから壁紙の張替えは無理…」と諦めていませんか?最近では、退去時にキレイに剥がせて原状回復が可能な壁紙が数多く登場し、賃貸物件でも自由におしゃれな部屋作りを楽しめるようになりました。ここでは、DIY初心者でも扱いやすい代表的な「貼って剥がせる壁紙」を2種類ご紹介します。それぞれの特徴を知って、ご自身のスキルや理想の仕上がりに合った壁紙を選びましょう。


4.1 初心者でも簡単なシールタイプの壁紙

シールタイプの壁紙は、裏面が粘着シートになっており、台紙を剥がしてそのまま壁に貼り付けられる手軽さが魅力です。カッターやスムーサー(ヘラ)など、少ない道具で始められるため、DIYが初めての方や、まずは狭い範囲から試してみたいという方に最適です。デザインも木目調やレンガ調、おしゃれな柄物まで豊富に揃っており、キッチンの戸棚や家具のリメイクにも活用できます。


4.2 本格的な仕上がりのフリース(不織布)壁紙

フリース(不織布)壁紙は、専用の剥がせる「のり」を壁に塗ってから貼り付けるタイプの壁紙です。シールタイプに比べて手間はかかりますが、のりが乾くまでは何度も貼り直しができるため、初心者でも失敗が少ないのが大きなメリット。ビニール製クロスと比べて破れにくく、通気性にも優れています。また、剥がす際も下地を傷めにくく、プロのような本格的で美しい仕上がりを求める方におすすめです。



貼って剥がせる壁紙の種類別比較表

項目

シールタイプの壁紙

フリース(不織布)壁紙

貼り方

裏面の台紙を剥がして直接貼る

壁に専用のりを塗り、その上から貼る

難易度

★☆☆(簡単)

★★☆(普通)

貼り直し

基本的に難しい(商品による)

のりが乾くまで可能

仕上がり

手軽でカジュアルな印象

継ぎ目が目立ちにくく本格的

剥がしやすさ

比較的簡単だが、下地を傷める可能性も

非常に綺麗に剥がせる

おすすめな人

DIY初心者、小物や家具のリメイクをしたい方

仕上がりにこだわりたい、広い面を張り替えたい方

5. 初心者でも大丈夫 失敗しない壁紙張替えDIYの全手順

壁紙 張替え おしゃれ 柄

「DIYなんてやったことがない…」という初心者の方でも、正しい手順と少しのコツさえ押さえれば、プロ並みの美しい仕上がりを目指せます。ここでは、壁紙の張り替えに必要な道具から、具体的な5つのステップまで、写真やイラストがなくてもイメージが湧くように詳しく解説します。


5.1 まずはこれを揃えよう 必要な道具リスト

壁紙の張り替えをスムーズに進めるためには、事前の道具準備が欠かせません。多くの道具はホームセンターや100円ショップでも手に入ります。特にカッターの切れ味は仕上がりに直結するため、質の良いものを選びましょう。

道具の種類

道具名

用途・ポイント

必須の道具

壁紙

部屋の寸法より少し多めに用意。「柄リピート」がある場合はさらに余裕を持たせましょう。

必須の道具

カッターナイフ

切れ味が仕上がりを左右します。刃はこまめに折り、常に新しい状態で使用するのがコツです。

必須の道具

カッターガイド(地ベラ)

壁と壁紙の間に差し込み、カッターを沿わせて真っ直ぐ切るための定規です。

必須の道具

スムーサー(スキージー)

壁紙を撫でて空気を抜き、壁に圧着させるためのヘラ。フェルト付きだと壁紙を傷つけにくいです。

必須の道具

メジャー

壁の寸法を正確に測るために必須。5m程度の長さがあると便利です。

必須の道具

雑巾・タオル

壁の掃除や、はみ出た糊を拭き取る際に使います。複数枚あると安心です。

あると便利

ジョイントローラー

壁紙の継ぎ目(ジョイント)をしっかり押さえて、剥がれにくくするための道具です。

あると便利

マスキングテープ・マスカー

床やコンセント周り、窓枠などを糊や汚れから保護(養生)するために使います。

あると便利

脚立

天井近くなど、高い場所の作業に。安定したものを選びましょう。

5.2 壁紙の張り替え方を5ステップで徹底解説

道具が揃ったら、いよいよ張り替え作業の開始です。焦らず、ひとつひとつの工程を丁寧に行うことが成功への近道。ここでは、特に人気のシールタイプの壁紙を想定して解説を進めます。


5.2.1 STEP1 事前準備と壁の掃除

美しい仕上がりは下準備で決まります。作業スペースを確保し、壁を最高の状態に整えましょう。

まず、壁周辺の家具を移動させ、床や巾木(はばき)をマスカーや新聞紙で覆って養生します。次に、ドライバーを使ってコンセントやスイッチのプレートを外しておきましょう。壁にホコリや油汚れが付いていると壁紙が剥がれやすくなるため、固く絞った雑巾で壁全体を拭き、完全に乾かします。壁の汚れや凹凸は仕上がりに直接響くため、この下地処理は最も重要な工程です。


5.2.2 STEP2 正確な採寸とカット

壁の高さをメジャーで測り、その寸法に合わせて壁紙をカットします。このとき、実寸ピッタリではなく、上下にそれぞれ5〜10cmほど余裕を持たせた「捨て寸」を加えてカットするのが失敗しないための重要なポイントです。この余裕が、貼り付け時のズレや天井・床の微妙な歪みをカバーしてくれます。柄物の壁紙の場合は、隣り合う壁紙との柄が合うように「柄リピート」の長さを考慮してカットしてください。


5.2.3 STEP3 シワなく貼るための空気抜きのコツ

いよいよ壁紙を貼る工程です。1枚目の壁紙は、部屋全体の基準となるため特に慎重に貼り始めましょう。壁紙の上部の裏紙を10cmほど剥がし、天井のラインに合わせて「捨て寸」分をはみ出させて貼ります。曲がらないように、マスキングテープなどで垂直なガイドラインを引いておくと安心です。

位置が決まったら、スムーサーを使って壁紙の中心から外側に向かって放射状に空気を押し出すように優しく圧着します。少しずつ裏紙を剥がしながら、同じ作業を繰り返して下まで貼り進めていきましょう。2枚目以降は、1枚目の壁紙の柄や端に少し重ねるようにして、同様に貼っていきます。


5.2.4 STEP4 コンセント周りや角の処理方法

コンセントやスイッチ周りは、まずプレートを外した状態で上から壁紙をそのまま貼り付けます。次に、障害物の位置を指で確認し、カッターで四隅から中心に向かって×印に切り込みを入れます。その切り込みから、コンセントボックスの形に沿って余分な壁紙をカットすれば、きれいに処理できます。

部屋の角(入隅・出隅)は、シワになりやすい難所です。角で壁紙をカットするのではなく、角の形に沿わせて数センチ程度回り込ませるように貼り付けるのがコツ。次の壁紙は、その回り込ませた壁紙に少し重なるようにして貼ると、継ぎ目が目立たず美しく仕上がります。


5.2.5 STEP5 仕上げと最終チェック

壁紙をすべて貼り終えたら、最後の仕上げです。天井や床との境目にはみ出している余分な壁紙(捨て寸)をカットします。カッターガイド(地ベラ)を壁と天井(または床)の角にしっかりと当て、ガイドに沿ってカッターで切り落とします。このとき、カッターの刃をこまめに新しくすることで、切り口がガタガタになるのを防げます。

最後に、ジョイントローラーで壁紙の継ぎ目を丁寧に押さえて圧着させます。全体の浮きやシワがないか最終チェックを行い、問題がなければ外しておいたコンセントプレートなどを元に戻して完成です。


6. まとめ

この記事では、賃貸でも楽しめるおしゃれな壁紙の柄や、初心者でも失敗しないDIYでの張り替え方法について詳しく解説しました。壁紙の張り替えは、大掛かりなリフォームをしなくても、お部屋の雰囲気を劇的に変えることができる非常に効果的な手段です。

木目調やコンクリート調といった定番から、トレンドの北欧柄や韓国風インテリアに合うデザインまで、豊富な柄の中から理想の壁紙を選ぶ楽しさがあります。リビングや寝室など場所に合わせて選んだり、アクセントクロスとして一面だけに取り入れたりすることで、より洗練された空間を演出できるでしょう。失敗を防ぐためには、事前に壁紙サンプルを取り寄せて、実際の色や質感を確認することが何よりも重要です。

また、賃貸住宅にお住まいの方でも「貼って剥がせる」シールタイプやフリース(不織布)壁紙を選べば、原状回復の心配なくDIYに挑戦できます。正しい道具を揃え、採寸や空気抜きといった基本的な手順を丁寧に行うことこそが、美しい仕上がりへの一番の近道です。

さあ、あなたもお気に入りの柄の壁紙を見つけて、自分だけのおしゃれな空間づくりを始めてみませんか。この記事が、その第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

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